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ハイダイナミックレンジ合成
ハイダイナミックレンジ合成(ハイダイナミックレンジごうせい、英語:high dynamic range imaging、略称:HDRI、HDR)、とは、通常の写真技法に比べてより幅広いダイナミックレンジを表現するための写真技法の一種。
例えば風景のダイナミックレンジ(最も明るい部分と最も暗い部分の明暗の比)は広く、しばしばコントラスト比100000:1を軽く超える。フィルムやCMOSイメージセンサなどの一般的な記録手段のダイナミックレンジは狭く、せいぜい15EV、すなわちコントラスト比32000:1程度しかない。また、一般的なモニタのコントラスト比も1000:1程度である。そのため、現実の風景などの持つ広いダイナミックレンジをそのまま記録、表示することができない場合がある。
そこで、非常に大きなコントラストの元画像(現実)を、1000:1程度のコントラストになるように、コントラストを落とした画像に変換するのが、ハイダイナミックレンジ合成である。それは、新画像のコントラストを圧縮することで、元画像(現実)の広いコントラストを収納することを意味する。それができない場合には、元画像(現実)における明暗の一部が収納されずに、つぶれてしまうことになる。
つまり、ハイダイナミックレンジ合成は、幅広いダイナミックレンジを記録、表示するために開発された画像合成手法である。
スマホカメラであっても肉眼に近づける技術がHDRなのです
HDRとは何か解りやすく解説しますと『コントラストを少なくする』と言う事です。コントラストとは、画像の明部と暗部の差です。
元の画像
HDR処理した画像
人間の目は優れています。暗い所と明るい所のコントラストを脳内で修正してくれます。
全体が白っ茶けているのがHDRを施している画像です。この画像が人間の見た目に近いのです。
ですが、美しいと見えるのはどちらの画像でしょうか?僕にはコントラストがある方が美しく見えます。
HDRという機能は諸刃の剣とも言えます。
iPhoneでもHDR撮影は出来ます
ですが、スマホカメラをはじめとするカメラでは処理できません。デジタルカメラでも、フィルムのカメラでも同じです。
昔ならば現像で調整していましたが、それが画像処理の技術が向上して、今ではデジカメになって撮影時にHDRを選択するだけで、コントラストの少ない写真が撮れてしまいます。
では、iPhoneでどうやってHDR撮影をするかと言いますと、HDRと書いてある文字をタップして下さい。
すると、自動・オン・オフがセレクト出来ますので、オンにすると、それだけで標準・暗い・明るいの3枚が撮影されて、自動的にHDR合成された画像が表示されます。
それだと、元の画像がどうなっていたか解らないので、オススメは、設定の画面でHDR元画像を残すと言う設定にすれば、見たまんまの画像も保存されます。
やり方は『設定』→『写真とカメラ』→『HDR通常の写真を残す』これだけです。
元の画像
HDR撮影の画像
iPhoneなどのスマホカメラで撮影した場合、ノーマル・暗い・明るいの3枚を合成しますので、若干仕上がりも違ってきますし、時間差もあります。
アーティスティックなスマホ写真はコントラストがある方が良かったりしますので、僕は合成前の写真も保存する設定にしています。
ですが、撮影時にHDR設定をしなくても、スマホアプリで同じ様な効果のフィルターは使えますから、撮影はノーマルな感じで撮影しても問題はありません。
お薦めはGoogleが出しているSnapseedと言うアプリです。
インスタグラムの機能も素晴らしいですが、Snapseedは単体でインスタグラムのフィルターよりも高機能です。
スマホ写真でフィルターをかける時は仕上がりをイメージしてからかける事をお勧めします
HDRフィルターのかかり具合は上の動画の様になっています。
過ぎたるは及ばざるが如しです。どの様なフィルターであっても、やり過ぎは良くないですね。
フィルターワークはゴールを明確にイメージしてそれに近づけるためにフィルターを使う事をお勧めします。
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